42 夏に増える?痛風
43 初夏の宝石さくらんぼ
44 夏の体調改善には新ショウガ
45 あっぱれ、うなぎパワー
46 夏こそ食べたい豚肉
47
秋を告げる梨


自分を不幸にしない13の習慣

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夏こそ食べたい豚肉
 休暇が終わった人も多くなるこの時期は、ちょっと気が抜けるだけでなく、
夏の疲れが溜まって体力が落ちてくる頃だ。それなのに外では真夏の太陽に容
赦なく照りつけられ、オフィスでは冷房漬けの毎日…。これでは体調不良に拍
車がかかろうというもの。こんなときに頼りになるのが意外や豚肉。料理法も
多いので、毎日の献立に登場させることもそう難しくはないのでは。

 では、豚肉が夏の疲れを癒すのはなぜだろう。その鍵は豊富なビタミンB1
にある。糖質の吸収分解が円滑でないと疲労物質が体内に蓄積していくが、ビ
タミンB1は糖質(グリコーゲン)の吸収分解を助ける役目を果たして疲労回復
を促すからだ。また、脳神経や脳細胞もビタミンB1の力を借りて唯一のエネ
ルギー源となる糖質(ブドウ糖)の代謝を円滑にするので、頭の働きもスムーズ
になるというわけだ。さらにヒレ肉や肩肉には鉄分が多く、貧血防止に効果を
発揮する。貧血の人は夏に体温調節ができなくなる「熱疲労」になりやすいの
で、植物性食品のものより吸収率が高い豚肉から鉄分を補給するといいだろう。

 ビタミンB1の1日の目標量は0.8mgだが、「ビタミンB1の宝庫」と呼ばれ
る豚肉にはどの程度の量が含まれているのだろうか。
 なんと、ヒレ肉80gに0.78mg、モモ肉80gに0.72mg、ロース肉80gに
0.55mgと、1食から2食分で目標量を十分満たしてくれる量だ。また、ボン
レスハム2枚(40g)で0.36mg、焼き豚2枚(30g)で0.26mg、ロースハム2枚
(40g)で0.24mg、ベーコン2枚(40g)で0.19mgとサラダやおつまみ、麺類に
も手軽に加えられる加工品でも摂取できる。真空パックのものならそのまま冷
凍保存できるので、常備するには便利だ。

 最後に豚肉の栄養を効率よく摂取できる方法を紹介しよう。調理時間が短い
ほどビタミンB1の損失が少ないので、短時間で仕上げられる揚げ物や炒め物
がおすすめ。また、鉄分を効率よく摂取するためにはビタミンCが欠かせない。
緑黄色野菜のおひたしや果物を一緒にとるといいだろう。とくに午後からの仕
事に備えてスタミナを補給する昼食は、豚肉とたっぷりの野菜を使ったメニュ
ーにして夏の疲れを吹き飛ばそう。

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