42 夏に増える?痛風
43 初夏の宝石さくらんぼ
44 夏の体調改善には新ショウガ
45 あっぱれ、うなぎパワー
46 夏こそ食べたい豚肉
47
秋を告げる梨


自分を不幸にしない13の習慣

             BACK目次
             NEXT目次

 初夏の宝石さくらんぼ
  相次ぐ大量盗難事件で注目を集めている「さくらんぼ」。驚くような高値で
売られていたハウス栽培ものに代わって路地ものが店頭に並ぶと、ちょっとし
た贅沢を楽しんでみようという気になる。さわやかな甘酸っぱさは初夏の恵み
だ。

 くだものは嗜好品と思われているようだが、意外な力をもっている。さくら
んぼも例外ではなく、虫歯予防や便秘解消に効果を発揮するソルビトール(糖
質)が豊富に含まれる。糖度が高いのにさっぱりしているのはこの成分のおか
げだ。また、腸内のビフィズス菌を増やす働きがあるので整腸作用もある。ル
ビーにもたとえられる赤い色のもとは抗酸化物質のアントシアニンで、疲れ目
を癒したり視力を向上させるという。生活習慣病や老化の原因となる活性酸素
の生成を抑える力もあり、まさに「機能性食品」といえる。

 それならばたくさん食べたいところだが、さくらんぼの旬は短い。日本一の
収穫量を誇る山形産や第2位の山梨産が終わりに近づくと、さくらんぼ前線は
津軽海峡を渡って北海道に移っていく。いずれにしても、各産地ごとの収穫時
期は早生種(高砂など)・中生種(佐藤錦など)・晩生種(ナポレオンや紅秀
峰など)を合わせても1カ月ほどという初夏だけの味覚だ。

 さて、さくらんぼは出盛りの時期が梅雨と重なるのに、雨に当たると実が割
れてしまうデリケートなくだものだ。雨よけハウスと呼ばれるビニール屋根で
木を覆い、実全体によく陽が当たるように地面には反射シートを敷いて大切に
育てられる。また、果肉が軟らかいので日持ちがしないという、農家にとって
は手の掛かる作物だ。価格が安くならないのも納得できる。

 買うときに値札を見ると慎重に選ぼうという気になるが、見分け方のコツは
軸が太くて緑色で、果皮の色艶が良いこと。鮮度が命のくだものなので、思い
切り良く食べきろう。よく冷やすと甘みが引き立つのでお試しを。

7つの習慣のDVDが登場!期間限定キャンペーン中


ホ−ムへ戻る