42 夏に増える?痛風
43 初夏の宝石さくらんぼ
44 夏の体調改善には新ショウガ
45 あっぱれ、うなぎパワー
46 夏こそ食べたい豚肉
47
秋を告げる梨


自分を不幸にしない13の習慣

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 夏に増える?痛風
  気温が上がってビールがおいしい季節になってきた。仕事のあとの1杯は、
1日の疲れを癒してくれる。しかし、痛風のおもな原因のひとつは夏に欠かせ
ないビールだという。

 現在、約50万人が罹病しているといわれている痛風は、患者の95%以上が
男性。かつては50代に多かった病気だが、最近では30代で発症する人が増え
ているという。痛風とはある日突然、足の親指の付け根の関節が赤く腫れて激
しく痛み出す病気だ。万力で締めつけられるような強い痛みが突然起こるので
「痛風発作」と呼ばれている。この発作を起こす人が夏になると増えるという。

 痛風の原因は尿酸だ。これは、アルコールが体内で分解されるときに作られ
るが、通常は尿と一緒に体外に排出される。しかし、夏は発汗などで尿量が少
なくなり、血液中の尿酸が多くなって体内組織に沈着してしまう。
 また、ビールは尿酸の元になるプリン体がアルコール飲料ではもっとも多い
(大ビン1本あたり日本酒1合の15倍)ために、飲む量の増える夏は要注意
となる。とくに避けたいのは、サウナや炎天下の激しい運動のあとに大量にビ
ールを飲むことだ。

 痛風発作は1週間から10日ほどでおさまるが、治ったわけではない。尿酸
値を下げなければ、発作を繰り返したり関節内に尿酸がたまってコブ状になる
「痛風結節」になったりする。健康診断で尿酸値が高いといわれている人は、
普段からお茶などで水分補給をして、尿をたくさん出すようにしよう。また、
肥満度が高い人ほど尿酸値が上昇しやすくなるので、ウォーキングなどの有酸
素運動を継続的に行なって体重を落とすように心がけたい。

 飲酒は適正量を守ることが大切だが、夏場はとくにビールの飲みすぎに気を
つけよう。また、夏バテ防止に効果がありそうなレバー、ステーキなどプリン
体の多いおつまみは控えめに。「風があたるだけで痛い」という痛風にならな
いように、夏こそ気をつけよう。

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