スポーツにおけるアセロラの効用@必要不可欠のA病気予防やBビタミンCCエネルギ補給

日刊スポ−ツの記事を引用させて頂いております。

エネルギ補給で若さを保つ

ブラジルでも有名

 激しいスポーツは、体内に活性酸素を生じさせ、ビタミンCを大量に消費する。サッカーJリーグの柏レイソルでは、3年前からアセロラの飲料をメーンにしたスペシャルドリンクをスポーツドリンクと並行して飲んでいる。キャプテンの下平隆宏(27)は「体に吸収されやすい成分になっているので、早く体内に浸透し、素早くエネルギーになる。疲れてくるとパフォーマンスが落ちてくるが(アセロラのドリンクを飲むと)落ちないで持続できる。ジュースとして飲めるし、飲みやすい」。アセロラの生産地ブラジル出身のペンチーニョ(27)も「アセロラのドリンクはエネルギー補給、疲労回復に役立っている。ブラジルにいたころから飲んでいるし、ビタミンCが豊富に含まれていることは、ブラジルでもよく知られている」。自らはもちろん、子供にも飲ませている。

 平谷、ベンチーニョに代表されるように柏の選手たちは、果物でビタミンC含有率bPのアセロラをメーンにしたドリンクから、継続的にビタミンCを摂取している。ドリンクは市販の2種類のアセロラドリンクに、はちみつ、水、氷などを混ぜて作る。柏では試合前に5〜6g作るが、ハーフタイムにはほとんどなくなるという。ジュース感覚で飲める上にビタミンCが豊富に取れるとあって選手の評判もいい。平石貴久チームドクター(48=平石クリニック院長)は「スポーツ選手は高いレベルでビタミンCを維持しなければならないので『Keep(キープ) C』という考えで、常にビタミンCに注目しています」と言う。

 ビタミンCには、抗酸化作用、抗炎症作用など40もの作用があることが分かっている。これらの作用がスポーツで重要な疲労回復、抗ストレス作用、筋肉の活性などの効果をもたらす。さらに病気予防、美しい肌を保つなどの健康機能も引き出している。ただし、人はビタミンCを体内で作れない上、日々のスポーツやさまざまなストレスによって大量に消費する。補給しないと減っていくビタミンCを意識的に高レベルで維持することが、さまざまな機能を引き出すには必要なのだ。一般男女で500mgトップアスリートで2000mg以上を毎日取り、体内での飽和状態とされる約4500mgを維持することが望ましい。

 通常の食事だけでは十分に摂取しきれないビタミンCだが、柏のように含有率の高いアセロラのドリンクを取り入れれば容易かつ効率的に摂取できる。スポーツ選手をはじめ、さまざまなストレスに囲まれて暮らしているわれわれが、疲労回復を図るとともに健康や若々しさを保つためのキーワード、それが「Keep C」なのだ。    (おわり)