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帯状疱疹の後遺症は早期治療で防げる!

★皮膚がピリピリ、チクチクと強く痛む帯状疱疹。少し前までは40代から増え
 はじめ、50代以上になると重症化しやすいとされていたが、最近では10〜20
 代の若い人にも増えてきているという。帯状疱疹は誰もが罹る可能性のある
 病気だが、重症化すると非常に辛い神経痛の後遺症が残る場合もある。そう
 ならないためには、早期の治療が大切だという。

 では、帯状疱疹の初期にはどのような症状が出るのだろうか。特徴的なのは
顔や胸、背中など体の片側に不快な強い痛みが現れることだ。その痛みが強く
なり、1週間ほどすると神経にそって水泡が帯状に出てくる。

 後遺症を予防する鍵は、水泡が出はじめてから3日以内に抗ウィルス薬を使
った治療を受けることだ。それは、3日目あたりが原因となるウィルスが最大
量になる時期だから。もちろん、早ければ早いほど後遺症の残る可能性は低く
なる。

 じつはこの病気の原因は水ぼうそうウィルスだ。子ども時代にほとんどの人
が罹った水ぼうそうは、治ったとしてもウィルスが神経の根元にある神経節の
細胞に潜伏している。そして、過労やストレスの蓄積、老化などで免疫力が低
下したときに再び活動をはじめるのだ。これが、誰もが罹る可能性があるとい
う理由だ。

 通常は水疱が出てから2〜3週間でかさぶたになって治り、痛みも消えてし
まう。しかし、手当てが遅れると1〜3カ月たっても焼けるような痛みが続く
場合があるし、ひどい場合は痛みが数年続く。これが「帯状疱疹後神経痛」だ。
50代から急増するが、糖尿病のある人もこの後遺症になる危険性が高いので早
期の治療がより重要になる。

 後遺症にはいまのところ確実な治療法がないので、片側だけの皮膚の痛みが
出たらすぐに皮膚科の診察を受けよう。帯状疱疹に我慢や「様子見」は禁物だ。