160冷凍食品は栄養価が高く味も上々!
161夏ばて解消の小ワザ―
                        「食の養生」で体力を回復 しよう!

162 ジェネリック医薬品を選べば薬代がほぼ半額に!
163 お酒を飲む前にゴマを!小粒でも二日酔いを予防
164  サンマの脂肪酸は生活習慣病予防と認知症改善
       に効果あり!

165天日乾燥と機械乾燥――旨い米はどちらか!?
166サツマイモは豊富なポリフェノールで活性酸素を退
      治する!
                                                 

7つの習慣のDVDが登場!期間限定キャンペーン中

BACK目次

NEXT目次 


 

天日乾燥と機械乾燥――旨い米はどちらか!?
★いよいよ新米の季節がやってきた。今年の作柄は日照不足の影響で、全国
  的に「平年並み」ないし「やや不良」とされている(8月29日農水省発表)
  ちょっと残念だが、この時期にしか味わえない新米の香りを楽しみたいも
  のだ。しかし、いつも気になるのは米の乾燥方法だ。最近は機械乾燥が多
  いが、昔ながらの「はさ(ざ)掛け」の天日乾燥のほうが美味しいのだろう
  か。ちょっと調べてみた。

 収穫直後の米(もみ)の水分量は20%以上で、品質低下を防ぐためには13〜
  14%まで乾燥させる必要がある。はさ掛けには「太陽光線の遠赤外線がも
  みの内部を温めてじっくりと乾燥させる」働きがある。さらに、もみの外
  側の水分は自然の風が飛ばしてくれる。やはり天日乾燥の鍵は遠赤外線の
  ようだ。

  では、いまや収穫面積の95%を占めるという機械乾燥はどうだろうか。
  米乾燥のメカニズム研究が進み、最近の機械の主流タイプは「遠赤外線乾
  燥機」だ。8年前から市販されたもので、メーカーによっては8割ほどの
  普及率になっているという。

 この機械、太陽光の代わりに機械的に遠赤外線を発生させてもみを低温で
  ゆっくりと乾燥させて、排熱を利用した温風でもみの外側を乾燥させるも
  のだ。さらに進化して、サンルーム状の乾燥ハウスで太陽光を取り込みつ
  つ補助的に遠赤外線装置で乾燥させるものも出ている。

  確かに、かつての米乾燥機は米の品質を低下させるという指摘があった。
 水分25%以上の米を40度以上で急激に機械乾燥させると、米の水分量バラン
 スが崩れてひびが入ってしまうからだ。ひび米を炊くと、歯ごたえや艶が悪
 くなるだけでなく旨みが米から流れ出してしまい味が落ちる。しかし、いま
 は機械の進歩でその心配はないようだ。さらに、品質のばらつきは少ない。
 
  私は米どころで育ったので、通学の車窓から米のはさ掛け風景が見えた。
 秋は意外に雨が多く、濡れて重みを増した稲束を見ては乾燥になるのだろう
 かと心配になったものだ。天日乾燥のネックはこのように天候に左右される
 ことだろう。米は40度以上になると品質が低下するが、最近は昔より収穫時
 期が早まり産地によっては収穫後に夏日が続いたり、刈り取ったあとに台風
 が来るなどということもあって天日乾燥にはリスクがともなう。

   結論は、両者の味の優劣をつけるのは難しいということ。その程度まで
  機械乾燥の水準は高くなっているからだ。天日乾燥の「こだわり米」と機
  械乾燥の米、価格に差があるのだとすれば消費者の価値観で選ぶしかない
  ということだろう。

      


ホ−ムへ戻る

ネットショップのための自社サイトで成功する方法

 

自分を不幸にしない13の習慣